体の左右どちらか一方に集まって、赤い斑点や小さな水ぶくれが、帯状に発生するのが帯状疱疹です。ピリピリとした刺すような痛みが伴うのも特徴です。原因となるのはヘルペスウイルスの一種である水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスで、もともと体に潜んでいたこのウイルスが、何らかの理由による免疫力の低下により、皮膚の表面に現れて発症すると考えられています。
帯状疱疹では、水疱が消えた後も、ピリピリとした痛みが後遺症として残る場合があります。この場合、帯状疱疹神経痛と呼ばれ、長期にわたり続くこともあります。
治療としては、なるべく発症初期に抗ウイルス薬を内服し、安静にする事が必要です。抗ウイルス薬や必要に応じて消炎鎮痛剤などの併用により、ウイルスの増殖を抑制し、水疱や痛みの症状を軽減し、早期の治癒を図ります。
帯状疱疹の発症は免疫低下のサインでもあります。睡眠を十分にとって疲労やストレスを溜めないようにし、激しい運動は控えるようにしましょう。また患部は温めて冷やさないようにし、血行を良好に保つようにしましょう。
帯状疱疹は基本的に他の人に移ることはありませんが、水痘(水ぼうそう)にかかったことのないお子様や妊婦とは接触しないよう気をつけましょう。
日本人の約3人に1人が80歳までに帯状疱疹を経験すると推定されており発症は50歳以上に多く占めております。
帯状疱疹は発症すると個人差もありますが非常に痛みが強く帯状疱疹後神経痛で後々まで持続する事もあります。このワクチンを接種することで帯状疱疹発症が減少したとするデータもありますので希望される方は接種希望の方は事前に電話にてご予約ください。
保険外診療につき費用は8800円(税込み)となります。