円形脱毛症について*

円形脱毛症

自覚症状などが何も無く、突然頭にコイン大の丸い脱毛が生じる疾患です。1ヶ所とは限らず、多発することもあります。時には頭全体の毛が抜けたり、全身の毛が抜けたりすることもあります。原因は成長期にある毛包(毛根を包む組織)がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうことで、毛包を標的にした自己免疫等が考えられています。
脱毛斑の少ない場合は、自然に治ることもあります。しかし、広い範囲で抜けているケースほど、脱毛は長引いて続くこともあるため、早期に治療介入を行う事が必要です。
治療法は、病気が始まってからの期間と脱毛面積などに応じて決められます。ステロイドや塩化カルプロニウムの外用療法、グリチルリチンやセファランチンなどの内服療法、光線療法、ステロイドの局所注射、ステロイドの内服や点滴療法などが知られています。

男性型脱毛症(AGA)*

AGA(男性型脱毛症)は通称「薄毛症」と呼ばれ、思春期以降に始まって徐々に進行する、男性ではよく見られる脱毛症です。前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭の生え際が後退し、頭頂部の毛髪が失われることが特徴です。薄毛症は、遺伝や男性ホルモンによる発毛サイクルの乱れ、遺伝などが主な原因と考えられています。
薄毛症は進行性の脱毛症であり、何もせずに放っておくと、毛髪の数は次第に減っていきますので、早めのケアが大切です。飲み薬(健康保険適応外)による治療も可能なので、お早めにご相談ください。

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