アトピー性皮膚炎について*

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴った湿疹が、良くなったり、悪くなったりと、慢性的に繰り返してしまう皮膚の疾患です。顔や首、肘の内側や膝の裏などの部位に、左右対称で湿疹ができることが多く、乳幼児期から成人にまでみられます。好発部位が年齢によって変化するのも特徴の一つです。外界の刺激や乾燥から体を守る皮膚のバリア機能が何らかの理由で低下し、外からのアレルゲンや刺激が入りやすくなり、アレルギー反応を起こして、アトピー性皮膚炎が発症すると考えられています。
治療の最終目標(ゴール)は、症状がないかあっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態に到達し、それを維持することです。
治療方法としては薬物療法、皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア、悪化因子の検索と対策の3点が基本となります。近年では外用薬以外にも15歳以上の成人では全身療法として生物学的製剤(注射薬)なども治療可能となってきており選択肢が増えてきています。

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